【初心者でも大丈夫】運動が苦手な40代女性がロードバイクをはじめるまでの道のり

ロードバイクの写真ヨモヤマバナシ

「興味はあるけど、はじめ方が分からない」「予算はどのくらいかかるの?」「女性でも乗って楽しめるの?」といった相談を受けることがよくあります。

ロードバイクは速く走れるスポーツ用の自転車なので、確かにはじめる前は少しハードルが高いように感じるかもしれません。

私の場合、学生時代に通学でママチャリに乗っていた程度で、自転車経験も少なく、運動もどちらかというと苦手だし、さらに、周りにロードバイク経験者もいないという状況でしたが、自分なりの方法で動いて運命の1台と出会い、楽しいロードバイクライフをはじめることができたので、その道のりをご紹介していきます。

❶ ロードバイクを知る

私がロードバイクに興味を持ったきっかけは、何気なく試聴したアニメ「弱虫ペダル」です。

ストーリーの面白さもさる事ながら、独特な形をしたハンドルの自転車に目が釘付けになり「自転車なのにこんなに速く走れるのか!」「坂も登れちゃうんだ、ロードバイクってすごい、私もいつか乗ってみたい!」と興味津々になりました。

(1)クロスバイクとの違い

私が街中でよく見かけていたスポーツタイプの自転車はクロスバイクと呼ばれるもので、ロードバイクとはハンドルの形状やタイヤの太さが異なるものでした。

クロスバイクのハンドルは横一直線のフラットになっていますが、ロードバイクはハンドルの左右がひらがなの「つ」のように曲がっていて、自然と前傾姿勢が取りやすいようになっています。

ロードバイクのハンドルを「ドロップハンドル」と呼びます。前傾姿勢を取ることによって少しでも長く速く走れることを実現させてくれます。

クロスバイクのタイヤはママチャリのタイヤより細くなっていますが、ロードバイク のタイヤはさらに細いです。

クロスバイクのタイヤの太さであれば、ちょっとした段差や砂利道も安定して走れるので、通勤・通学でも使いやすいですが、ロードバイクは走ることに特化しているので、摩擦抵抗を減らすためにタイヤは細く、そして、車体重量も軽く作られています。

ほとんどのロードバイクは10kg以下の重量となっており、片手で軽々と持ち上げられます。

(2)コンポーネントって??

ロードバイクを調べていくうちに、ロードバイクを構成する部品の集合体をコンポーネントと呼び、それにはグレードの違いがあって、どのグレードを選択するかによって価格や性能に影響が出てくることを知りました。

コンポーネントは通称「コンポ」と呼ばれます。

コンポについて学習し、検討した結果「シマノの105」のグレードのロードバイクを探すことにしました。

(3)試し乗りをする

自転車はママチャリしか乗った経験がなかったので、ロードバイクに乗れるのかどうか試してみるために、興味を持って間も無くのタイミングで近所のレンタサイクル店へ行きました。

私の近所のお店には、ロードバイクが無く、クロスバイクのレンタルしかなかったので、それを1日お借りしてサイクリングを楽しみました。

クロスバイクもロードバイクと同様に手元の操作でギアを変速することができるので、自転車でも上り坂を登れるという感覚やママチャリに比べてサドルが細くて硬いので長時間乗っているとお尻が痛くなるということを知りました。

そして何よりも、自転車に乗って風を切って走る心地良い感覚が「私、自転車が好きかも!!」という感動につながり、ロードバイクが欲しいという熱量を高めてくれたので、試し乗りをして良かったと感じています。

後から気づいたことですが、ロードバイクの販売店舗によっては、ロードバイクの試乗をさせてくれる所もあるようなので、購入前に是非、試し乗りをしてみることをお勧めします。

❷ 予算を決める

どの趣味でもそうですが、道具の性能や価格は幅が広く、上を見出したらキリがありません。

概ねの予算を決めてから探すことは大事だと思っています。

ロードバイクの相場として、なんとなく10万円以上はかかりそうだという感覚はありましたが、人生で初めての1台目なので、あまりに上等なグレードの高いものを買っても乗りこなせる自信もないということで、20万円前後で見つけられると良いなぁとゆる〜く設定しました。

❸ お店巡りをする

少しだけ予習をしたロードバイクの知識と「ロードバイクに乗ってみたい!」という熱意だけを持ってお店巡りをすることにしました。

私が住んでいる地域には、ロードバイクを扱っているお店の数が限られていたので、近場の入りやすそうなお店から訪ねてみました。

初心者でも丁寧に説明をしてくださり、ロードバイクは身長に合わせてサイズを決めるので、店頭にあるどれでもが乗れるわけではないことやロードバイク以外にも空気入れや前後のライト、ヘルメットやペダルなど最初に買い揃えなければならないものがいくつかあることなどを教えていただきました。

また、ロードバイクには多くのメーカーがあり、お店ごとに力を入れているメーカーも異なったりするということだったので、気になった車種のパンフレットをいくつかいただき、県内の店舗を回れるだけ回ってみることにしました。

お店巡りをしながら、お店の方と話をしてロードバイクの知識を増やし、パンフレットを持ち帰ってメーカーや車種を吟味し、自分が乗りたい1台を絞り込んでいく作業はとても楽しい時間でした。

結局、パンフレットで見付けた新型モデルのロードバイクに興味を持ち,ご縁のあったショップで注文を依頼し、3か月程度届くのを待ってから購入するという流れになりましたが、お店巡りで面識のできた他店の方ともサイクリングイベントでお会いしたり、おすすめのサイクリングコースを一緒に走っていただいたりと交流ができました。

ロードバイクを通じて人とのつながりも広がったように感じて、これもロードバイクの魅力の一つだと思っています。

結局、ロードバイクの価格が約15万円、その他ペダルやヘルメット、空気入れ等の必要なものを揃えて、予算の20万円以内にもおさめることができました。

❹ まとめ

周りに詳しい人がいなくても、ちょっと興味がある程度でも、初心者でも、女性でも全然大丈夫!

ロードバイクに乗ってみたい!」というワクワクさえあれば、少しずつ調べて行動することで、風を切って心地良く走るロードバイクライフのスタートを切ることができます。

大体の予算を決めて、お店巡りをしながら資料を集めて、お店の方とのコミュニケーションを楽しみながら自分だけの一台を探してみましょう。

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