こんにちは！ロードバイクと食べることが大好きな当サイトの管理者「旅すけ」です。
鹿児島県のど真ん中，錦江湾にどっしりと存在する活火山『桜島』。
１周約35kmの桜島は，初心者が観光しながら気軽にサイクリングを楽しむことができるし，信号が少なくて，程良くアップダウンもあるコースなので１周の所要時間に目標設定をしてトレーニングに活用することも可能です。
見る場所によって表情が変わることで有名な桜島は，サイクリングしながら見える景色の移り変わりが楽しく写真撮影スポットも満載です。
また，時計回りに走るか反時計回りに走るかでも雰囲気が変わるので，飽きずに何度でも訪れて楽しむことができます。
もちろん，サイクリングを満喫した後には，美味しいグルメスポットもあります。
そんな魅力あふれる『桜島一周サイクリング』について，観光編とトレーニング編に分けてご紹介します。
❶ 桜島一周の概要とアクセス
桜島は，東西約１２km，南北約１０km，面積約７７㎢，標高1,１１７mの島です。
鹿児島市でありながら，鹿児島市中心部とは海で隔たれており，24時間運行の桜島フェリーによって約20分で行くことができます。ロードバイクでそのまま乗船することができ，これがまたアトラクション感覚で楽しいです。
料金は桜島側で下船時に支払います。運行時刻は船のドッグ等もあり，時期によって変更があるので，料金と併せてホームページで直近の情報を確認することをおすすめします。
桜島フェリーの公式ホームページはこちら
この写真は，桜島フェリーから見える桜島の様子です。フェリー乗船中は，船内のお店が営業中であれば美味しいうどんを食べることができたり，運が良ければ錦江湾にイルカを発見することもあります。20分の乗船時間はあっという間です。
- 桜島１周の総距離：約35km
- 総上昇量：436m
反時計回りをした時の高度は下の写真のような感じでした。時計回りも反時計回りもどちらもそれぞれに良さがありますが，時計回りだと道路の海側を走ることができるので，より海を感じながら走ることができます。反時計周りは疲れた終盤で平坦を走ることができる良さがあります。
❷ 観光編
ロードバイク初心者の方や桜島に自転車で来るのが初めてという方は，気軽にゆっくりのマイペースで１周ぐるっと観光を楽しむのがおすすめです。
程良い間隔の距離に観光スポットや飲食店が点在していて，良い感じのタイミングで休憩を挟むことができるので，初心者でも観光を楽しみながら1周走りきれるコースです。
「１周走れた！」という達成感も味わえます。
１周約35kmの距離なので，途中でランチやカフェ休憩を挟みながらのんびり走っても所要時間は4〜5時間くらいで完走できます。
自転車を持っていないという方には，スポーツバイクをレンタルできる場所があるのでご安心ください。桜島フェリーを降りて徒歩で行ける『桜島ビジターセンター』です。自転車の台数に限りがあると思うのであらかじめ予約をしてから行くと良いでしょう。
桜島ビジターセンターの情報はこちら
ちなみに，私がロードバイクで最初に桜島を訪れた日のコースをご紹介します。この日は時計回りで走りました。
＜時計回り観光コースの一例＞
9：00 桜島フェリー乗船
9：20 桜島フェリー下船
9：40 「小池展望所」（桜島をバックに写真撮影）
10：00 Bread Booth8（パン屋）さんで朝食
10：45 桜島コーヒー&ベーカリー（カフェ）でコーヒー休憩
12：00 椿の里で昼食（椿ちゃんぽん）
13：00 「黒神埋没鳥居」（パワースポット）にて参拝
14：00 「有村溶岩展望所」でトイレ休憩
14：40 「叫びの肖像」前で記念撮影
15：20 フェリーターミナル3階のMINATO Cafeでソフトクリーム休憩
→帰路へ
お天気も良かったので本当に楽しい１日でした。食べることが大好きなので，ちょっと飲食の頻度が多めですが(^◇^;)
このくらいの時間に帰って来れるとサイクリングの後にゆっくり温泉に入って疲れをほぐす時間を確保できるので，県外から鹿児島に観光で来る方にも是非おすすめしたいコースです。
「鹿児島のシンボル“桜島”を自転車で走ったよ！」なんて，鹿児島旅行の最高の思い出になると思います。
❸ トレーニング編
続いてトレーニング編です。
鹿児島のロードバイク乗りの間では，桜島を一周走ることを通称「サクイチ」と呼んでいます。
ロードバイクをはじめて１年くらいが過ぎた頃，自分の今のレベルを知りたいという思いもあってサクイチチャレンジをしました。桜島フェリーを降りた後，最初の交差点からスタートして，どこにも立ち寄らずに自分の出せる全力で一周を走り切ります。もちろん交通安全は最優先に守りながら！
その時のガーミンでの記録がこちらです。
目標は1時間30分を切ることだったのですが，残念ながら1時間32分かかってしまいました。
実はこの時，夫も一緒にチャレンジをしました。２人で競うというよりは，自分自身との戦いにしたかったので，1人ずつチャレンジするか，時間差でスタートするか等の測り方をいろいろ検討した結果，同時にスタートして，夫は時計回りに私は反時計周りに走ることにしました。
これがなかなか面白くて，ちょうど半周回る頃，私は下り坂，夫は登り坂の途中ですれ違ったので，前方から姿の見えてきた夫に余裕の手を振りながら走りましたが，そこからは、お互い「先にゴールしたい」という思いが湧いてきて，見えぬ相手の姿の位置を想像しながら激走しました。
反時計周りの私はゴール手前の数キロで背中に強めの追い風を受けて走ることができました。この時思わず「この風は、時計回りの夫にとってはかなりの向かい風だったはず。これはひょっとするとイケるかもしれない」とほくそ笑んで調子良く漕ぎまくりました。ところが、ゴール手前500mくらいの位置の沿道で、先にゴールをして、後続の私を出迎え、応援する夫の姿がありました。
夫のタイムは1時間24分。夫の方が速いことは当然のことなのに、ゴール直後、私が先にゴールしてどこかに隠れて驚かそうとしてるんじゃないかと少しキョロキョロしたと話していました（笑）
強い向かい風の中，1時間30分を切ったのはさすがだなと思いました。
次の機会には、お互いに今回と逆の方向に走ってみるのも楽しみですし、同じ方向に走って自分の目標タイムにチャレンジするのも面白そうです。
夫より先にゴールして驚かせられるように『コソ練』してみようかと密かに企んでしまいます！
❹ 桜島一周した後のお楽しみ
ロードバイクと同じくらい食べることが大好きな私には、桜島に行ったら是非、食べに行きたい食堂があります。それは『珍満食堂』です。
- 住所：鹿児島市桜島赤生原町1−5
- 営業時間：11時00分〜15時00分、17時30分〜21時00分
- 定休日：木曜日
- 駐車場：あり
桜島フェリー乗り場に近いお店で、サクイチを終えた後にランチをしながら反省会をするのにもってこいの場所です。お腹いっぱい食べても、後はフェリーに乗って帰るだけなので思う存分食べられます。
写真はカツカレーとチキン南蛮です。この日は美味しい“桜島みかん”をサービスでいただきました。「みかんをいただく」って『田舎の食堂あるある』な嬉しい出来事ですよね！
味が美味しいのはもちろんのことですが、このボリュームが大好きです。週末のお昼時は混み合うこともあるので時間に余裕を持っていきましょう。
❺ まとめ
桜島一周、いかがでしたか？
初心者でも周れる約35kmの距離ですが、観光ができて、アップダウンで運動もできて、一生懸命走ればトレーニングにもなる、おすすめのサイクリングコースです。
お昼ご飯を食べながら地元の方に聞いた話では、１日で何周回れるかチャレンジを一人ロードバイクでやっていた強者もいらっしゃるんだそうです！ちなみにその方は、9周目でメカトラブルがあって終了したようでした。
そう言えば、桜島は活火山ですから「いつ爆発するか分からない」というスリルも抱えて走ることになります。沿道に火山灰が積もっている日は、風で舞い上がった灰で目が痛くなることもあるので、替えのコンタクトレンズや眼鏡の準備もしていきましょう。
桜島でしか見られない独特な風景と、時には硫黄の香りと、そして美味しいグルメを味わいに是非、桜島一周のサイクリングにチャレンジしてみてください！
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