こんにちは!食べることとロードバイクが大好きな当サイトの管理者「旅すけ」です。
鹿児島に旅行するなら黒豚が食べてみたい!という方は多いんじゃないかと思います。
鹿児島郷土の偉人、西郷隆盛もこよなく愛したと言われている黒豚は、しゃぶしゃぶも良いですが、厚切りの肉をとんかつにして食べると肉の柔らかさや甘みを存分に味わえて美味しいですよね。
鹿児島県のとんかつ屋は行列のできる有名店が多く、恐らく鹿児島県民におすすめを聞けば「とんかつ川久」「味のとんかつ丸一」「開花亭」「とんかつ竹亭」「黒かつ亭」「味の六白」…と何軒もの名前がすぐに挙がって来ることでしょう。
揚げ物って家庭で作るのは敬遠されがちで、我が家も外食でいただく機会が多いので、県内あちこちのとんかつ屋さんに食べに行きました。
それぞれの名店が選りすぐりの豚肉を使い、パン粉や油にこだわっていて,同じとんかつと言えど、お店によって味わいの異なる一品を提供してくださっています。
その中で私の個人的な「鹿児島県とんかつランキングの映えある第一位」を獲得したお店があるのでご紹介させてください。
❶ その名は「名代かつ屋万さく」です!
お店は、チェーン店ではないので、姶良市まで足を運ぶ必要があります。
最寄駅は帖佐駅。鹿児島中央駅から国分方面行きの鹿児島本線に乗車して25分くらいの所です。
帖佐駅からは、迷わずに歩ければ徒歩5分くらいでお店に辿り着けます。
お店の基本情報です。
- 住所:姶良市宮島町33−5
- 営業時間:11時00分〜21時30分
- 定休日:なし
- 駐車場:あり
鹿児島県は空港も市街地から離れた場所にあるので、県外から来られるならレンタカーで移動するのがおすすめですね。鹿児島空港からであれば車で30分くらいのところに位置しています。
ちなみにチェーン店ではないと先に書きましたが、姉妹店はあります。「活魚旬彩 馬酔木」という和食の美味しいお店で、こちらも刺身や焼酎などを美味しくいただけるお店になっています。
ですが、とんかつを食べるならココ「名代かつ屋万さく」さんです!
まずは,メニューをご覧いただきましょう。
こちらがメニューです。
写真が既にどれも美味しそうでしょう!
この中で是非食べていただきたいのが、左上に「おすすめ」と書かれた「南国黒豚熟成ロース膳」です。
希少部位の「極上とろロース」が選択肢に出てきますが、「特上ロース1,780円」のチョイスで大丈夫です。
ご安心ください。真ん中下あたりに書いてありますが、ご飯と味噌汁、キャベツはおかわり自由となっております。
❷ 食べ方が超,重要です。
メニューを注文して待っていると、まず、お茶と胡麻とすりこぎ棒が運ばれてきます。
胡麻をすりすりして、胡麻の良い香りに空腹を刺激されながら主役の登場を待ちます。
前方左側の「シーザー」、右側の「ゆず」と書かれた容器はキャベツ用のドレッシングです。
どちらのドレッシングも美味しいですが、私は、個人的に真ん中の壺に入ったとんかつソースでいただく千切りキャベツが大好物です。
そして、右側奥の方には「とんかつのお召し上がり方」という説明札が置いてあります。主役が登場するまでの待ち時間を使って、これにしっかり目を通すことが重要です。
分厚い肉を注文を受けてから揚げてくださるので,程良い待ち時間があります。
じゃじゃ〜ん!!
本日の主役の登場です。
まずは、説明札に従って、左から3番目のカツを何も付けずにそのまま食べます。
この一口目で衝撃が走ります。今まで食べていたとんかつとはまるで味が違います。
熟成したロース肉とはこれほどまでに旨味が凝縮するのかと感心してしまいます。甘くて美味しい脂身には旨味しかなくて、まるで脂っこくありません。
感動ひとしおのまま説明札に目を落とすと2行目には「万さくのカツは岩塩がうまい」と書かれています。
岩塩はガリガリと自分で削るタイプの容器に入っています。衣の上に直接、岩塩をガリガリと削って二口目を食べます。
塩を見出した人類は天才だなと思います。ほんの一握りの塩が味を左右する料理は世の中にたくさんあります。
おにぎりを握る時、あんこを炊く時、寿司をいただく時…。とんかつを食べる時もこんなに塩が主役を引き立ててくれるなんて。
そのままでも美味しい厚切りのロース肉だったのに、岩塩とのコラボレーションがあることで数段のレベルを上げて食事を楽しませてくれます。レベルの変化を楽しむために,最初にそのまま食べてからの岩塩,この順番がとても重要だと思いました。
そして、説明札の3行目「特製の胡麻ソースにお刺身のように付けて、からしはカツに乗せて」との記載があり、ようやくここで自分がスリスリしていた胡麻の登場です。
すりゴマが入った器にソースをたらりと投入し、からしをちょんと乗せたカツを胡麻ソースに付けて食べます。
いつもの安定したソース風味のとんかつの味わいを得て、この辺りまで食べ進めてきてようやく最初の衝撃が落ち着いてくる感じです。
❸ 当然、食べ過ぎますw
説明札の3行目までで,既にとんかつを3枚も使ってしまいました!
でも説明札のおすすめの組み合わせには,
- 岩塩×レモン
- 岩塩×からし
- ソース×からし
- 醤油×からし
- 白ごま×黒ごま
- 醤油×レモン
と、6パターンも記載があります。
ここからはとんかつ1切れを半分ずつに分けて組み合わせを楽しむことにします。
中でも岩塩×レモンは絶品ですね!
この組み合わせはお寿司をいただく時もお気に入りです。
レモンを絞る時は皮を下に向けて絞りましょうね。皮の香りがしぼり汁に移るので、レモンの風味をより強く楽しむことができます。
とんかつの合間にお味噌汁やお漬物で白ごはんを頬張り、キャベツをおかわりし、気付けばかなりの満腹具合です。それもそのはず、ロース肉は相当な厚切りでしたから。
それをちょうど良い塩梅の温度で揚げ、衣はサクサク、肉はジューシーに柔らかく、芯までしっかり火を入れて仕上げてくださるのですから、これぞプロの技ですね。やっぱりとんかつは外食に限ります。
万さくに行く日は、朝ごはんを軽めにして胃の準備を整えて行きますが、夜になってもなかなかお腹が空かないくらい満腹になります。
でも,もたれた感じはなくて、幸せな満腹感がずっと続く感じです。
油の合わないとんかつを食べると、食後に胃薬を要することもありますが、ここの油では胃もたれしたことはありません。
一緒にキャベツをたくさん食べるので、とんかつを0カロリーにしてくれているのかもしれませんね、なんちゃって!
メニューを見ると、レディース膳とかカキフライとか他にも食べてみたい気になる物があるのに、毎回、お店に行くと結局、熟成ロースとんかつを頼んでしまうんですよね。
数人で行った時は、色々頼んでシェアすることもできるのに、岩塩だのソースだのってカツの食べ方の組み合わせを楽しまなきゃいけないので、人とシェアなんかしていたらカツの数が足りなくなります。
結局、全員熟成ロースとんかつっていうオチで、他のメニューを食べることができていないのが残念ですが、それくらい、ここのとんかつの魅力がすごいんです。
万さくの熟成ロースとんかつ、是非一度、ご賞味ください!!
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