「自転車に乗ったり、ランニングをする時も音楽を楽しみたい」と思ったことはありませんか?
自転車走行中のイヤホンの使用は、安全性の確保のため、各都道府県や市町村の条例等によって規制する動きがあります。
私は趣味でロードバイクに乗っていますが、イヤホンは耳を塞ぐので,自転車に乗る時の使用は御法度だと認識しています。
でも音楽のある生活は快適なので,健康づくりのために利用しているジムでは,BOSE製のワイヤレスイヤホンを使っていました。
先日、ジムのランニングマシンで走っている時,うっかり右耳のイヤホンが耳から外れて転がり落ちてしまい,そのまま自分の足でパキッと踏んづけて壊れてしまいました。
「やっちまったーーっ」(゚o゚;;
と,がっかりはしましたが、割と早めに気持ちを切り替えて,以前からなんとなく気になっていた骨伝導イヤホンを購入することにしました。
骨伝導イヤホンは耳を塞がないので、ロードバイクに乗ったり、屋外でランニングをする時でも安全に音楽を楽しむことができる画期的な道具です。
運動以外の場面でも活用できます。
周囲の音が聞こえているので会話もできるし、玄関のチャイムやテレビのニュースも聞こえるので、家で家事をしながら心地良い音楽を楽しむことができます。
これまでは「イヤホン=ジムに行った時にのみ使う」という使い方をしていましたが、骨伝導タイプにしてから四六時中手放すことができなくなり、常に好きな音楽を楽しめてライフスタイル全体の快適度が増しました。
評価レビューとして結論を先に書くと『最高に良い!』です。
そんな骨伝導イヤホンのおすすめの理由と色々なタイプがある骨伝導イヤホンの中からなぜ『OpenRun Mini』を選んだのか、その理由をご紹介していきます。
「骨伝導イヤホンが気になっている」という方や「購入を検討中だけどMiniは視野になかった」という方にも参考にしていただければ幸いです。
❶ 基本情報
Shokzは、世界有数の骨伝導技術メーカーです。
2022年春夏モデルとして「Open Run Pro」「OpenRun」「OpenRun Mini」の3タイプが発売されています。
製品仕様は次のとおり。
※「OpenRun Mini」は「OpenRun」のネックバンド部分が約21mm短くなっただけなので「OpenRun Pro」と「OpenRun」のみ」表記します。
OpenRun Pro | OpenRun (*Miniも同じ) | |
---|---|---|
骨伝導技術 | 9thジェネレーション | 8thジェネレーション |
防水仕様 | IP55 | IP67 |
Bluetooth | V5.1 | V5.1 |
材質 | フルチタニウム | フルチタチウム |
バッテリー持続時間 | 10時間 | 8時間 |
急速充電対応 (充電時間) | 有(1時間) | 有(1.5時間) |
重量 | 29g | 26g |
マイク | デュアルマイクノイズ機能 | デュアルマイクノイズ機能 |
❷ Miniを選択した理由
実は骨伝導イヤホンに興味を持ちはじめた当初、Miniは全く選択肢の中にありませんでした。
お恥ずかしながら、イマドキの小顔女子ではないから( ; ; )です!むしろどちらかというと頭の大きさは大きい方です。
だからこそ「OpenRunと同じ仕様でMiniを売り出しているのは、小顔女子や子供向けなのかな」程度に考え、全く眼中にありませんでした。
ところが、販売店に新製品の3タイプが並べられていたので、せっかくだからと3つとも装着し、音質や装着感を試してみることにして「まぁびっくり!!」です。
3つとも耳にかける部分の形状や素材に違いはなく,とても軽いので頬骨に優しくピッタリとフィットし、耳への負担や何かを引っ掛けているという違和感は全くありません。これなら長時間装着してもしんどくなさそうです。
ワイヤレスイヤホンをうっかり落としてしまった私のとっては、激しい運動で外れてしまわないかというのが大事な評価ポイントです。
3つをそれぞれ装着して、頭を上下左右にぶんぶん振ったり、その場でランニングをするように足踏みをして動いてみました。
そして最大の違いに気づいたのです。
それは、ネックバンドと髪の毛の接触です。
髪を後ろで結んで走ったことがある方は分かると思うのですが、ポニーテールと呼び名がある通り,走っている時の髪の毛は、まるで馬の尻尾のよう左右や上下、そして前後にとユッサユッサ揺れます。
OpenRun ProとOpenRunの2つは、後ろで一本結びにした私の髪の毛がユッサユッサと揺れる度にネックバンド部分に接触するのです。
揺れた髪がネックバンドに触れる
↓
ネックバンドが若干動く
↓
耳の装着部分も動いて着けてる感を感じる
という現象が起こりました。
Miniは,ネックバンドが他の2つより約21mm短くなっています。
なので、頭を振っても髪の毛がネックバンドに接触しにくいんです。
どうやらネックバンドが短いと後頭部とネックバンドとの間の隙間の距離が変わるので、顔や頭の大きさで装着できるできないとか言うより、髪の毛との接触に影響があることが分かりました。
骨伝導イヤホンは激しいアクションでもズレることのないフィット感が定評の商品です。
装着していることを忘れるくらい軽量でぴったりフィットしているのに、髪の毛が揺れる度、ネックバンドに触れると私の場合は気になってしまうかも…と考えました。これがMiniを選択した最大の理由です。
購入してから気づいたことですが、イヤホンを装着したまま背もたれの高いソファに頭を付けてもネックバンド部分が気にならないので、やはりMiniを選んで良かったと感じています。
ちなみに頭の大きさはそれほど変わらない夫も問題なく装着できています。
頭の大きさとか性別とか関係なく、後頭部とネックバンドとの隙間の距離が小さい方が良いという方は、ぜひMiniの選択を視野に入れて欲しいと思います。
残念ながらOpenRun ProのMiniタイプはまだ発売されていません。
❸ Proにしなかった理由
前述の製品仕様比較を見ていただいて分かるとおり、Proの方が最新の第9世代骨伝導技術を使っており、クリアな中高域音から深みのある低音まで広い範囲のステレオサウンドを実現する設計となっています。
「ネックバンドが髪に当たるのは別に気にならない」「イヤホンを使うなら少しでも音質には拘りたい」と思う方もいるかもしれません。
ところが。。。
販売店で目をつぶり、同行してもらった夫にどちらと言わずにOpenRun ProとOpenRunを交互に私の耳にかけてもらい、音楽を流してどちらの音質が良いか当てるという実験をしてみました。
周囲の雑音が大きかったせいもあるのでしょうか、私の耳の力不足でしょうか、3回やって2回不正解という結果でした。
(ちなみに聴力に自信のある夫も2回間違えていました)
そりゃ音が良いにこしたことはないけれど、私の耳じゃ聞き分けられない。
そもそも周囲の音も聞きながら音楽を聞こうとする骨伝導タイプなんだし、音質の良さを楽しみたい時は耳を塞ぐタイプのイヤホンで聞けば良いでしょうと考え、骨伝導イヤホンで音質にこだわり過ぎることをやめました。
さらに、Proの方が全ての仕様で優っているという訳ではありません。
OpenRunで注目したのは「防塵防水性能IP67」と「重量」です。
IP67は水深1メートルまでの完全防水仕様で激しい雨や汗にも耐えることができる、となっています。
ランニングやサイクリングの際に使いたいと考えていたので、汗びっしょりになっても、急な雨に見舞われても耐えうる防塵防水性能は,少しでも高機能な方が良いと思いました。
そして、サイクリストは、やたらと“軽いものが好き”です(笑)
実際に装着して、重量の差を感じることはありませんでしたが、OpenRunよりProの方が価格が高いんです。たかが3gと言えども、サイクリストとしては重い方にお金をかけるという気になりませんでした。
ただし、連続再生時間が2時間長いこととProはShokz史上初めてアプリでの操作ができるようになったことは、かなり魅力的なポイントでした。
また、Proにはハードケースも付いているので、そのあたりのポイントが外せない、ネックバンドの長さは気にならないという方はProの選択もアリなのではないかと思います。
❹ OpenRunのデメリット
OpenRunのデメリットにも触れておこうと思います。強いて挙げるとすれば「価格」です。
OpenRunが約18,000円、Proになれば20,000円を超えます。
耳を塞いで聴くタイプのイヤホンは音質を求めなければ3,000円程度から購入可能です。
どの音域でも一定の音質を求めたいレベルのミドルグレードなイヤホンになると10,000円程度の価格帯で購入できるかと思います。
骨伝導イヤホンは、それよりちょっとお高いという位置になります。
確かにミドルグレードのイヤホンと比較すると高額と感じるかもしれませんが、骨伝導イヤホンを使うようになるとライフスタイルを根底から覆されるほど楽しくなります。
骨伝導にはそれほどの機能があります。
骨伝導という技術は“画期的”だと思いました。
イヤホンのように耳を塞ぐことなく周囲の音や会話を聞くことができるのは、ランニングやサイクリングをする者にとって安全に音楽を楽しむということを実現させてくれる夢のような道具です。
そして、私のようにうっかりワイヤレスイヤホンを落として踏んづけてしまう者にとっては、安定した装着性はとてもありがたいです。
これなら耳からポロんと外れて転がっていく心配がありません。
Shokzのパンフレットを改めて見てみましたが、骨伝導イヤホンの各製品は国内最大級のオーディオ&ビジュアルアワード「VGP 2022 SUMMER」において技術大賞及び金賞を受賞されているんですね。
1000以上の技術を全世界で出願済みとの記載もあります。
使ってみて、なるほどと納得できる技術です。
技術に自信があるからこそなのでしょう「2年間の長期保証付き」となっています。
四六時中使える便利さと2年間の保証を踏まえると、金額は決して安くはないもののかなりコスパの良いイヤホンだと感じました。
家事をしながら、ロードバイクに乗りながら、ジムで走りながらとたくさん使わせていただき、いずれProのMiniが発売されることがあったら、家族の分の購入を検討していきたいと思っています。
家電量販店にはOpenRun ProとOpenRunとかその他の製品は置いてあるのに、意外とMiniを見つけにくかったので、ネット購入がおすすめです。
カラーバリエーションは、Proがブラック、ピンク、ブルー、ベージュの4色、OpenRunがブラック、グレー、ブルー、レッドの4色、Miniだとブラックとブルーの2色のみとなっています。
耳を塞がない骨伝導イヤホンは,私たちの生活の中に音楽の新たな楽しみ方をもたらしてくれますよ!
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