こんにちは!ロードバイクと食べることが大好きな当サイトの管理者「旅すけ」です。
旅行好き,サイクリング好きな方なら,ついつい「最○端」を目指して走ってしまう喜びをきっと分かっていただけるのではないでしょうか。
とうとう走破しに行ってきました。本土最南端,佐多岬!
佐多岬は,鹿児島県の大隅半島にあります。
そして,その大隅半島は,なんと,プロサイクルチーム「シエルブルー鹿屋」や自転車競技選手を数多く輩出している「鹿屋体育大学」,「南大隅高校」が所在しており,自転車競技も盛んな“自転車の聖地”と呼ばれている地域です!
鹿児島県のシンボルである桜島を臨む海沿いの風光明媚な景色は最高に素晴らしく、最南端に到達したという達成感は半端ないものがありました。
では,早速,走ったコースや補給したグルメをご報告していきます。
❶ コースの概要
数年前のツールドおおすみのコースを参考にして,スタート地点は「かのやばら園」としました。
コース地図はこんな感じです。
かのやばら園から海沿いをひたすら南下して佐多岬で同じルートを往復して帰ってきます。
106kmで1,442mの上昇量なので,海沿いの割にまぁまぁ登らせてくれるコースです。鹿児島県は山が多いです。
アップダウンはこんな感じになっていました。
どうやら岬に向かう手前で一番のクライムが待ち受けている模様です。
❷ 当日の様子
鹿児島市内から大隅半島へ向かう方法は,陸路か桜島フェリーか鴨池・垂水フェリーの3パターンあります。
今回は,鴨池・垂水フェリーを利用しました。
乗船時間約40分で垂水市へ到着します。
ロードバイクのまま乗船することも可能ですが,今回は車載で乗船しました。
フェリーと言えば,うどん!かき揚げ温玉うどんとおにぎりといなりを食べました。海を見ながらの食事は美味しさ倍増です。
食べ終わって,トイレを済ませて身支度を整えたちょうど良いタイミングで垂水港到着のアナウンスが鳴り,流れるようにスムーズに下船し,垂水港側で料金のお支払いをします。
そこから約24kmの所にかのやばら園があります。
この時点で11時だったので,薔薇園をゆっくり鑑賞する余裕はありません。
入り口付近の薔薇と紫陽花を「うん,綺麗!」と確認して,早速スタートです。
かのやばら園から出発した直後,海へ向かって気持ちの良い下り坂が続きます。
えーえー,この時,気づいていましたよ。帰りはこの坂を登らなきゃならないってことくらい…
そのことは,ひとまず頭の隅の方に置いて,最南端を目指す旅が始まったことの喜びとロードバイクに乗って風を受ける楽しさを満喫することにしました。
この日は,快晴ではなく,時折小雨も降るお天気でしたが,お陰で体感が涼しく,多少はアップダウンがありながらも気持ち良く走っていたら,あっという間に南大隅町の佐多まで来ていました。
スタートが早ければ,最南端制覇を終えてから帰路で昼食を摂りたかったのですが,それではお店が閉まってしまいそうな時間だったので,先にランチをいただきました。
「そば処 甲貴」さんのざるそば定食とカツ丼セットです。
汗をかいた体に喉越しの良い冷たいお蕎麦はツルツルと入っていくし,カツ丼はガツンとパワーがみなぎります!
お蕎麦屋さんって,良い〜お出汁をとってくださっているので,それを使った丼ものも間違いなく美味しいですよね。
卵でとじているのに,カツの衣はザクザクで本当に美味しかったです。ご馳走様でした。
ランチ休憩を終えて,いよいよ佐多岬を目指します。
この辺りまで来ると,自転車やバイクにたくさんの荷物を積んで,長距離の旅をしていると思しき方とすれ違うことが増えてきます。
次第に民家が減り,佐多岬へ向かう曲がり角までやって来ました。
残り8kmと表示されています。
ここからのアップダウンは,なかなかのものでした。一度は訪れてみたいと思っていた場所だけれど,しょっちゅう来たいとは思わないコースだな〜と感じてしまいました。
簡単に来られない場所だからこそ,辿り着いた時の喜びはひとしおです!
ついに,到着しました〜〜!!
いやぁ,残り8kmが遠かった〜っ💦
海が見える度に「着いた?」「違うの?」「やっとゴール?」「まだ先がある?」の繰り返しでした。
総合案内所近辺は綺麗に整備されていましたが,売店はなんと臨時休業😱
ゴール後のソフトクリームを楽しみにしていたのに…,しかも自動販売機も無いっ!!
そして,佐多岬灯台までは車両通行禁止。
でもせっかくここまで来たから歩いて行ってみるか。
残り少ないボトルのぬるくなったスポドリをチマチマと飲みながら,クリートの音をコツコツ鳴らしながら,まぁまぁの距離を歩きました。
途中にある神社でお参りをしながら30分くらいは歩いたでしょうか…,カンカン照りのお天気じゃなかったのが救いでした。
ようやく展望所に到着です。
展望所の屋上からは,曇天だと言うのにさすがの絶景です!お天気が良ければ,まだ綺麗なのでしょうね!
薩摩半島側の開聞岳(薩摩富士)も見えていました!絶景って,本当にどこに行ってもクライムの疲れを吹き飛ばしてくれます。
あ〜,ここまで無事に来ることが出来て良かった!!
さて,ここからは,来た道を帰るのみです。
帰り道,最初に出てきた自動販売機は,佐多岬まで残り8kmの看板のところだったので,そこでコーラとアイスコーヒーを補給して,南大隅町のAコープでもスイーツの補給をしました。
食べ損ねたソフトクリームも道の駅に立ち寄ってしっかり回収。
それでも最後の坂は,やっぱりしんどかった〜。
使い切りましたー。
コースの最後に上り坂を設定するもんじゃないなぁと思い知りました。
何度も足を着こうかと揺るぎましたが,その度に蚊が顔の周りを「ぷ〜ん、ぷ〜ん」とまとわりついて来て,歩いたら蚊の餌食になってしまうと心を奮い立たせ,急いでペダルを踏んでみるけれど,斜度がきつくてスピードは上がらない,距離も進まない。相変わらず,蚊が纏わりついてくる。この繰り返し。
かのやばら園の看板が見えて来て,めっちゃ嬉しいのに,頭を上げる気力も残っていませんでしたww
いやぁ,クライムレースに出ちゃう人とか本当にすごいです。まだまだ全然修行が足りません。
この後は,ロードバイクを車載して,再び鴨池・垂水フェリーにて帰路へ着きました。
❸ コースを振り返ってみて
ガーミンでの記録はこんな感じになっていました。
いやぁ,本土最南端は,想像していた以上に遠かった!
特に南大隅町中心部から岬まで。
南大隅町までは,海岸沿いを気持ち良く,スイスイ走れますけど,残り8kmが痺れる!
簡単に行けないからこそ,痺れる道のりだからこそ,辿り着いた達成感は半端ないですけどねっ
次に目指すは,どこの最○端でしょうか!?
お楽しみに〜
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