こんにちは!ロードバイクと食べることが大好きな当サイトの管理者「旅すけ」です。
何気なく読んだ漫画「弱虫ペダル」がきっかけで興味を持ち,乗り始めたロードバイク。
購入して間もない頃は,ギアの切り替えもぎこちなく,「サドルが高いねぇ,スピードが出るねぇ」なんて些細なことに大興奮して楽しんでいましたが,まさか,200kmもの長距離を走るイベントに挑戦する日が来るとは思ってもいませんでした!
「ブルベ」と呼ばれる,規定の距離を制限時間内に完走すると『認定』がもらえるイベントがあり,200km,300km,400km,600kmの距離があって,1年間に4つ全ての距離を完走すると「シューベル・ランドヌール(SR)」と認定されるんだそうですよ。
話に聞いことはありましたが,いやいやいやいや200km以上もロードバイクで走るなんて,相当ベテランの方がやることであって,別次元のイベントなのだろうと聞き流していたんです。
ところが「レースじゃないし,200kmなら初心者こそ走ってみた方が良い楽しいイベントですよ!」と声をかけていただき,私の中のチャレンジング精神が沸々と湧き出てきて,
「いつやるの?」『今でしょ!!』の勢いで参加してみることにしました〜
❶ まずはエントリー
スポーツエントリー経由でエントリーしました。他のサイクルイベントと同様に参加したいブルベを選択して申し込むだけなので難しくはありません。
驚いたのは,参加料の安さです。
手数料を入れても2,000円かかりませんでした!
クレジットカード払いもできて,とてもスムーズに申込完了です。
注意事項を読んでいくと「制限時間は13時間30分,早朝6時にスタートして19時30分までに各自でスタート地点まで帰ってくること」や「賠償付き保険に加入しておくこと」等の記載がありました。
❷ 当日までに準備を整える
エントリーを終えると「いよいよ参加するんだな!」と迷いが吹っ切れて腹を括った感じの緊張感が出てきます。
主催者のホームページをチェックしていると,スタッフがコースの試走を行って「キューシート」と呼ばれる指示書を作成し本番数日前までに掲載してくださいます。
スタートからゴールまでの走行ルートやチェックポイントとなるコンビニや写真撮影場所等の記載があるので,それを印刷したり、サイクルコンピューターでルートを引いたりして本番のイメージを作りました。
ライトや反射ベスト,ベル、ヘルメット等の必須装備の説明も掲載されていたので,しっかり読んで、充電が必要な物は充電をしたり、当日忘れることがないように装備をまとめて置いたり等の準備を整えました。
肝心な自分自身の準備ですが、エントリーした本番3週間前頃から3日おきくらいのペースで近所の走り慣れた道を30〜40km、少し強めの強度でサイクリングして、後は自宅でストレッチと若干の筋トレを取り入れて備えてみました。
❸ そしていよいよ本番当日!
まだ真っ暗い中、集合して、受付を済ませた後、ブルベカードと呼ばれるA5サイズを三つ折りにしたくらいの紙を受け取りました。ブルベカードは認定に必要なデータを書き込む大切なカードなので紛失しないようサイクルバッグの中に大事に保管しておきます。
反射ベストやライト、ベル等の装備に問題がないか、主催者の方の点検があります。
それからコースや走行中の注意事項等についての説明があるのでそれを聞いて、集合写真の撮影をして、6時の出発時間になったら、それぞれで出発していきます。
真っ暗な中を走るのは、あまり経験したことがなかったので、スタート直後はドキドキしましたが、昼間のように「迫り来るクライムがちょっと先に見えて心が折れそうになる」ということが無くて、ライトが照らす目の前の路面に注意を払って走っているうちにいつの間にか登ってていつの間にか下りに変わってるという感じがあり「夜のライドも楽しいな」と思いました!
チェックポイントのコンビニに着く頃にはすっかり陽も登って明るくなっています。
サイクルイベントのようにエイドステーションが設置されている訳ではないので、チェックポイントになっているコンビニにて各自で飲食物を購入し、補給を行います。
この時のレシートが通行証明になるので、ブルベカードと一緒にしっかり保管しておくようします。
コンビニで他の参加者の方と合流すると「このペースで良さそうだな」と心底ほっとします。
ちょうどローソンが「盛りすぎチャレンジ」をしていたので、大きなツナマヨおにぎりを食べてしっかり補給ができました(笑)
食べると踏み込むパワーが戻ってくる感覚が分かって、補給の大事さを改めて感じました。
サイクルバッグの中にジェルや固形の補給食を5〜6種類は詰め込んで、多いかな、余るかもと思っていましたが、コンビニが無い場所でも空腹を感じる前やクライムの前に補給するようにしていたら、全て使い切りました。
サイクリングの楽しさの醍醐味と言えば、やはり「景色」です!
コースはアップダウンの連続でしたが、景色をしっかり眺めて、登りの長さや斜度に一喜一憂し過ぎないように楽しみました。
途中の道の駅に美味しそうなメニューが並んでいましたが、食べるのが遅いし、胃に入れすぎると走りづらくなりそうだったので、好物のエネ餅で凌ぎました!
スタートしてから11時間51分後、日没前の17時51分、無事にゴールすることができました。
目標が12時間だったので、良いペース配分ができたと思います!
同じ参加者の中には8時間25分で完走していた方もいたので驚きです!(◎_◎;)
さすが、認定と呼ばれるイベントだけに容赦のないアップダウンですよね!
最後のとどめのクライムは全身の残ってる力を振り絞って登りましたよw
ガーミンで新しい自己ベストが出てました。消費カロリーも見たことない数字です。何か美味しい夕飯を食べて、ゆっくりお風呂に浸かって、体を労ってあげようと思いました。
❹ ブルベを経験した感想
ブルベに参加した感想としては、やっぱり最初に来るのは「完走」できたことがまず嬉しいですね!
200kmなんて超人のやることだと思っていましたから。
「うわ〜、走れちゃったなぁ」ってしみじみとじわじわと嬉しいです。
でも、平均17km/hペースなので、そんなに無理をしなくても完走できることが分かりました。
装備の準備やルートの確認と言った作業の一つ一つが日常のサイクリングをする上でも参考になる知識ですし、走行中の安全面への配慮、走り方やハンドサイン等、他の参加者の方々の動作もとても勉強になって、初心者だからと引いてしまわず、むしろ初心者こそ参加すべきがブルベなのかもしれないとさえ思いました。
補給やスピードといったマネジメント脳力も考えさせられます。これが300km、400kmと距離を伸ばすとさらに大事になってくるのかもしれません。
まだ200kmの余韻でお腹いっぱいなので、考えられない距離ですけど!
それから、走ったことがある地域でも「前はあっちの国道を走っていたけど、この道の方が車の交通量が少なくて路面も綺麗だし走りやすいな」という発見もありました。
主催者の方が試走をしてコース作成をしてくださっているので、走りやすいサイクリングルートの発見に繋がったのも参加してみて良かった点ですね!
❺ 認定の証
ゴール後に主催者へブルベカードとレシートを提出します。完走した記念のメダルを購入する権利が与えられ、ブルベカードは後日、認定処理が行われた後、郵送で自宅に届きます。
完走した記念にメダルが授与される訳ではないですよ!メダルを購入することができる権利が与えられるんです。はい、もちろん、購入させていただきました。1個1,000円です。
参加料が安いですからね!メダルくらいは自分で購入しなくっちゃ!!
学生時代は文化部だったので、スポーツのイベントでメダルをもらうなんて多分、人生で初めての経験かもしれません。
嬉しくて、額に入れて飾っちゃいました。
ロードバイクに乗り始めて2年4か月、ブルベというイベントに初めて参加し、わすれられない貴重な経験をすることができました。
主催者の皆様、ありがとうございました!
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