こんにちは!ロードバイクと食べることが大好きな当サイトの管理者「旅すけ」です。
さて、早速ですが、UCI(国際自転車競技連合)公認のサイクルロードレース『ツール・ド・九州2023』が2023年10月6日〜9日に福岡、熊本、大分で実施されることが決定しました!
その『ツール・ド・九州2023』のステージは、競輪発祥の地、北九州市で幕開けする予定となっており、それを記念したサイクルイベントとして2022年11月27日(日)に“北九州サイクルフェスティバル”が開催されました。
サイクルイベント大好きな私も「平尾台90kmコース」に参加させていただきました。
乗る。食べる。観る。話す。のよくばりツアー。
と、紹介されているのを見つけて飛びつきましたが、まさしくその通りの最高に楽しいイベントでした!
「サイクルイベントに参加する時は、開催地域への感謝の気持ちを込めて、開催地域でお金を使う!」というモットーを今回もしっかり実践し、2泊3日で北九州のグルメとイベントを大・大・大満喫してきたのでご紹介します。
❶ 勝手に前夜祭!
イベント開催の前日、北九州市内に入る前に、福岡県へ来たらどうしても行ってみたいお店が福岡市内にあり、ランチの予約を入れて訪問させていただきました。
(1)Pizzeria da Gaetano(ピッツェリア・ダ・ガエターノ)
「ピザの味に振り幅なんかあるのかな〜?」と半信半疑で入店しましたが、
キッチン内でドーンッと存在感のあるこちらのピザ窯で焼かれて出てきたピザ2枚。
これがめちゃくちゃ、うーんまいっ!!!
まず生地が全然違うっ。生まれて初めて食べた食感と味わいのピザ生地。
そこにバランス抜群の味付けを施されたソースや具材達。
そして、超絶に絶妙な焼き加減。
何枚でもイケそうな軽い食感。
美味し過ぎて、それが嬉しくて楽しくて、他にも色々食べまくっていたら、ランチだと言うのにお会計13,000円!!
ただし、その金額を払うだけの価値ある美味しさだと思いました。
福岡に行く機会がある時は是非、再訪問したいお店です!
- 住所:福岡市中央区渡辺通2丁目7−14パグーロ薬院1階
- 営業時間:11時30分〜15時00分,17時30分〜20時00分
- 定休日:月曜日
(2)ダイマル(モダン居酒屋レストラン)
ランチのお店からほど近いところにあるサイクルショップ「ワイズロード」等でロードバイク関連の商品を見て楽しんだ後、北九州市内へ移動し、ホテルでチェックインを済ませてから,いよいよディナータイムへ。
夜の一軒目はビールの神様が降臨しているという噂のお店に行きました。
居酒屋では『とりあえず』のノリで真っ先に注文するビールも,神様が注ぐと丁寧で巧みな注ぎ技を要するため,時間を要します。
この「間」が,ビールを更に美味しくさせているような気がしました。
注文してから注ぎ終えるまでの待ち時間に神様の巧みな技を見ているだけで,ビールが美味しそうで美味しそうでたまりません。
最初に注文したのは「ハーフ&ハーフ」と「黒ビール」
きめ細かい泡もビールのコクも注ぎ方次第でこんなにも味わいが変わるのかと,素人の舌にも瞬時に分かる違いでした。
うま過ぎる!!!
大事に飲みたいけれど「いや,うまいっ」,「もう一口」,「もう一回」と欲するままにグラスを何度も口に運んでしまい,あっという間の完飲です。
そして,おつまみも美味しかった。
ほろほろと解けるほどに煮込まれたスペアリブも厚めに焼かれたジャーマンポテトもビールとの相性を考え尽くされていることを感じる味わいでした。
ビールの神様は確かに北九州に居ました!!!
- 住所:北九州市八幡西区黒崎4丁目6−1グリーンパーク三井
- 営業時間:17時00分〜20時00分
- 定休日:日曜日
(3)ぎょうざ いづみ
ダイマルを出て歩いていたら偶然見つけた焼き餃子のお店。
のれんの向こうへ次から次へとお客さんが吸い込まれる様子が気になり,吊られて入店し、名物の焼き餃子をいただくことに。
カリッと焼かれた小ぶりなサイズの餃子は、ほんのり酔っぱらいの胃袋へあっという間に収まっていきました。
北九州に来たら、名物の焼き餃子で〆る…、アリですね!
❷ イベント当日
まだ真っ暗な早朝、スタート会場である「三萩野公園」へ到着し、ロードバイクを組み立て、6時30分から始まった受付手続きを済ませました。
(1)コースの概要とスタート前の様子
私の使っているGARMINのサイコンでコースの概要を確認するとこんな感じになっていました。
前半、最初のエイドステーションまでの登りさえ乗り越えてしまえれば、あとは平坦基調で私好みのコース設定です。
受付を済ませた参加者がスタート地点に続々と集合しています。
開会式が始まりました。
後から知ったのですが、どうやら「脚力に自信のある方は後方へ、自信のない方は前方へ」という案内があったらしく、そのことをうっかり聞き漏らした私は、のんびりと会場の見物をした末、集合している参加者の後方に順序良く並んでしまったため、最初のスタート者からかなり遅れてのスタートとなってしまいました。
(2)エイド①ソラランド平尾台(18.5km)
スタートを待っている時間ですっかり体が冷えてしまい、スタート直後の冷たい風が体の前面に堪えましたが、ケイデンスを上げてなんとか体を温め、福岡県北東部に広がる日本有数のカルスト台地「平尾台」を目指します。
ちなみに、カルスト台地とは石灰岩などが雨水や地下水によって浸食されてできた大地のこと。
日本三大カルストは、今回のコースになっている「平尾台」と「四国カルスト」と山口県の「秋吉台」。
四駆の良く似合う景色!!
イベント当日は晴天に恵まれ、青空を背景とした中に草原が広がり、大小の石灰岩が乱立する独特の景色。
北九州市の市街地からそれほど遠くない場所に、こんな別世界が壮大に広がっていると言うことに驚き、感動する最高の絶景でした。
そして、お楽しみのエイド♪
「全種類どうぞ〜!」のお言葉に甘えて、ひょうたん最中は『あんこ』『抹茶』『ゆず』の全てをいただきました。
見た目がひょうたん型で可愛いくて、最中はサクサク、餡はしっとり甘うまっ。補給食に丁度いいサイズ!
宮崎牛すじを煮込んだスープも温かいまま提供してくださり、牛すじは柔らか過ぎず、大根やにんじん、糸コンなどの具材も豊富でひと口啜れば万人が笑顔になること間違いなしの美味しさでした。
エナジージェルで補給満タン、チャックOK!ロックOK!!
カルストの絶景を楽しみながら次のエイドステーションである北九州空港へ向けて出発です。
(3)エイド②北九州空港(48.5km)
北九州空港は、平成18年に開港した海上空港。土砂を埋め立てた人工島の上に作られた空港であり、陸地とは連絡橋によって接続されています。
ロードバイクで長い長い連絡橋を渡って北九州空港を目指します。
今回のコース、最高過ぎます!
カルスト台地の山の絶景の後は、連絡橋からの海の絶景が待っていました!
全長約2kmの連絡橋はアーチや照明のデザインが景色を彩り、路面は綺麗で走りやすく、ロードバイクの楽しみ方を一番満喫できる場所なのではないかと思うほど素晴らしい道でした。
ただただ楽しく、テンションを上げて、爽快に走った先の北九州空港で2箇所目のエイドが待っていました。
豚汁とおにぎりと福岡銘菓にエナジードリンク(≧∀≦)
柚子胡椒を添えた豚汁が美味しくて美味しくて、おにぎりに合うっ。
福岡の銘菓もどれも最高っ。
喉が欲する炭酸飲料をグビグビ流し込んだら、お腹はパンパンっ(笑)
普通に空港を利用しているお客さんがいる中、たくさんのサイクリストが空港の敷地内でワラワラと存在して、モリモリとエイドを頬張っている景色がなんだか非日常で面白かったです。
北九州空港から再び連絡橋の景色を堪能しながら、次のエイドステーション「門司港」を目指します。
(4)エイド③門司港レトロ中央広場(82.5km)
北九州空港連絡橋を渡り終えると次第に交通量の多い道が増えてきて、市街地に戻って来ていることを感じました。
今回のコースは、2段階右折のポイントが複数あったのも面白かったですね。
あと、やたらと出てくる「カニ・カキロード」の看板!
北九州市が誇るブランド水産物「豊前本ガニ」「豊前海一粒牡蠣」の複数の産地を地域全体で一大産地としてPRするため、産地に通じる道路に通称名をつけたのだそうです。
ほんとにたくさんの道路に看板が設置されているので、目にするうちに「蟹食べたいな〜、焼き牡蠣も良いな〜」と何度もぼんやり思っていましたw
蟹や牡蠣の絵をぼんやり想像しながら北上し「門司港レトロまで◯km」の数字がどんどん小さくなって、門司港レトロ観光線の線路を超えたら3つ目のエイドステーションに到着です。
お天気の良い日曜日なので観光地には観光客がたーっくさん!
太陽がちょうど真上ぐらいにあって、眩しくて暖かくて、エイドの焼きうどんをジュージューと炒める煙が良い〜匂いでレトロな風景に漂っていました。
出来立ての焼きうどんとクロワッサンとネジチョコとバナナと、なんと河豚汁!
出来立てのエイドと言うだけで贅沢なのに、ふぐと言う豪華さ✨
「ここまで来ればもう完走は大丈夫じゃないかな〜」と言う安心感も加わり、穏やかな気持ちでレトロな街並みを目で楽しみながら、いただいたエイドを食べ尽くしました。
(5)無事にゴール
門司港から三萩野公園までは信号が多くて、ストップ&ゴーの連続でしたが、30kmコースに参加していると思われるファミリーや一生懸命自転車を漕ぐちびっことも並走し、可愛いなぁと目を細めるうちに走り切り、無事にゴール地点に到着できました。
受付で完走証と参加特典Tシャツをいただきました。
コースが良かったせいか、補給が十分だったからなのか、最高過ぎる景色のお陰なのか、90kmも走った割にとても元気で、思わず「もう一周行けそう!」と口に出していました。
そのくらい、楽しいサイクリングでした!!
❸ 慰労会
ホテルに帰って、シャワーで汗を流して着替えてから、夜の街へ繰り出し、勝手に慰労会のスタートです。
(1)本格炭火焼き鳥 将
黒崎駅近くの飲み屋街から離れた住宅街の中にある焼き鳥屋さん。
「焼き鳥は各2本」の注文ルールあり。炭火の香り香ばしい焼き鳥はどれも美味しくて、特に炙りレバーが肉の新鮮さと絶妙な炙り加減で仕上がっていて口に入れた瞬間に幸せな唸り声を上げてしまいました。
この近くの住宅に住んでいたら間違いなく通ってしまうであろう程に美味しくて、大将とのトークも楽しいお店でした。
(2)エビス屋 昼夜食堂
そして勝手に慰労会のはしご酒。2軒目には、赤い看板が眩しい「エビス屋 昼夜食堂」さんへ。
満席で外にサラリーマン風の男性が2名待っているようだったので、その後ろに並んで席が開くのをしばし待ちながらメニューを物色します。
24時間営業の居酒屋で、朝でも昼でもお酒が飲めて、無茶苦茶種類の多いメニューがあって、もうそのコンセプトが面白すぎて、NHKの72時間という番組で取材に来てくれないかなと本気で思ってしまいました。
女性ばかり5人くらいの従業員の方がカウンター席のみのお店を手際良く回転させています。
ほど無くして食べ終わった客が帰り「どうぞ〜」と声をかけていただいて入店しました。
カウンター前のケースに並んでいたマカロニサラダが美味しそうに見えて思わず真っ先に注文してみたら、後から来る常連風のお客さんが次々とマカロニサラダを頼んでいて。
どんなにか美味しいのかとひと口食べてみたら、ものすごく家庭の味!
でも、それが凄く美味しい!!
ちょっと柔らかめに茹でられたマカロニが多めのマヨネーズできゅうりやハムとひとまとまりになっていて、絶対に家で再現できる料理なのに、ここに来たら必ず頼みたくなる一品!
カレーライスは新潟バスカレーを思い出すトロッとした味わいで、高菜チャーハンは酒のアテとしても十分な高菜たっぷりの美味しいチャーハンでした。
昼間はサイクルイベントを完走し、夜は北九州グルメを堪能して、脚も胃も心も大満足の1日でした〜
❹ まとめ
「#北九州サイクルフェスティバル」への参加を含めて前後2泊3日のサイクルイベント旅行をご紹介させていただきました。
「カニ・カキロード」の看板を散々見ながら思い描いていた蟹料理と牡蠣料理を食べることなく終わってしまったのが心残りなので、また北九州にサイクリングをしに来てみたいですね。
今回のイベントのコースは、本当に走りやすくて景色も最高だったので、北九州でサイクリングコースを探している方にはおすすめです。
2023年の「ツール・ド・九州」の開催も楽しみですし、この北九州サイクルフェスティバルも継続開催していくと良いなと思います。
北九州サイクルフェスティバルの開催にご協力くださった全ての関係者の皆様に感謝します。ありがとうございました。
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