こんにちは!ロードバイクと食べることが大好きな当サイトの管理者「旅すけ」です。
鹿児島県南さつま市の代表的な8つの雄大な自然景観広がる『南さつま街道八景』をロードバイクでめぐることで知られたサイクリングイベント「ツール・ド・南さつま」。
2022年は新型コロナウイルス感染防止のため「さつますんくじらコース」限定で開催されました。
距離は約58kmと初心者がチャレンジしやすく,上級者には物足りないかと思いきや獲得標高990mなので走りごたえもしっかりある起伏に富んだコースになっています。
何よりも眼下に広がる東シナ海の絶景や複雑な岩場,小島の数々が全てのサイクリストを魅了し,交通量も少ないので,日常での観光サイクリングコースとしてもおすすめのルートとなっています。
「ツールド南さつま」への参加をご検討中の方,南薩方面でサイクリングコースをお探し中の方の参考にしてください。
❶ コース概要
「さつますんくじらコース」の概要をご紹介します。
ちなみに「さつますんくじら」って!?と思いますよね( ´ ▽ ` )
「さつま」は鹿児島のこと。「すんくじら」は,鹿児島弁で“隅っこ”のことなので,鹿児島の隅っこを走るコースですよと言う意味があるのかもしれませんね。
また,南さつま市は,平成14年に14頭のマッコウクジラが座礁してニュースになったこともあり,後ほどご紹介しますが,鯨のモニュメントがある施設もありますから,恐らくその鯨(くじら)ともかけ合わせたコースネーミングなのだろうと解釈しました。
スタート地点となっている「グリーンドーム金峰」の近辺には,クロスバイクや電動バイク,キッズバイク等をレンタルできる場所『サイクリングターミナルりんりん』もあるので,イベント以外の日でも自転車をレンタルして楽しむことができます。
サイクリングターミナルりんりんの詳細についてはこちら。
1回2時間で500円,追加料金250円/時間で1日たっぷり借りることができます!
ガーミンでコースの高度を確認してみましょう。
クライムが「大・中・小」と3つある感じです。
大きいクライムが前半に終わるのは,気分的に楽なコースだと思います。
❷ イベントの様子
(1)集合〜スタート
イベント当日は,晴天に恵まれました☀️
8:00〜8:30が受付時間となっていたので,私は7:30頃に到着して受付を済ませ,タイヤに空気を入れたり,ジャージにゼッケンを着けたりといった準備を整えました。
8:30頃,ドームの中で開会式が開かれた後は,スタート地点周辺に約250名の参加者と色とりどりのロードバイクが大集合です!
9:10,南さつま市の本坊輝雄市長によるスタートの合図でいよいよ始まりです。
感染予防対策のため,ゼッケンナンバー1〜50番,51〜100番…と50人ずつ区切ってのウェーブスタートとなりました。
レースではないので,完走を目指してゆっくり自分のペースで楽しみましょう♪
(2)昼食会場までの前半戦
スタートして約15kmくらいは平坦な道が続くので50人くらいが程良く縦に集団を作り,1列になって順調に進みました。
南さつま市の観光名所である「サンセットブリッジ」を渡ったり,マッコウクジラのモニュメントがある「大浦ふるさとくじら館」を見たりしながら走ります。
15kmを過ぎたあたりからのクライムを頑張って「笠沙美術館」で最初のエイド休憩です。
飲み物を補充し,沖秋目島を眺め,そこから少しアップダウンが続きますが,左手側の眼下に広がる景色が絶景なので,心地良く走れます。
スタートして30km手前あたりで「後浜展望所」に到着します。
野間岬をバックに記念撮影です📷
そこから少し走ったところにある「笠沙地区公民館」が昼食会場となっていました。
今回のメニューは,カレーライスとかからん団子!
太陽の下で食べるカレーは美味しい!
そして嬉しいデザート付き♪かからん団子は鹿児島県の郷土料理でよもぎが練り込まれた団子をかからの葉で包んで蒸しあげたものです。
よもぎの香りがする優しい甘さで腹持ちが良いので,サイクリストのエイドに最適のデザートですね!!
満腹,満足,さぁ再出発〜
(3)絶景続く後半戦
昼食会場出発後の風景はこんな感じ。
これからアレを越えるのかなぁという山は見えますが,海も山も大きく真っ青に広がっていて,路面は綺麗だし,交通量も少なくてとっても走りやすいです。
それぞれのペースで登ってくる参加者の様子を広報カメラマンが撮影していたので,撮影している様子を撮影してみました(^∇^)
この時,サイクリストの左手に見えている景色はこんな感じです。
車だとあっという間に終わってしまう景色が,自転車の速度だと,しっかり満喫できるのでクライムもそんなに苦行ではなくなります。
高崎山展望所からは薩摩半島を眺めることもできます。
「綺麗な海だな〜,泳ぎたいな〜」と思っていたら,高崎山展望所をくだってきたところに海水浴場と観光案内板がありました。
海水浴場と同じ笠沙町内の玉林(ぎょくりん)地区にある「玉林地区公民館」にてエイド休憩タイムです。
久しぶりに食べるうまい棒も美味しかったですが,手作りのフルーツ寒天と珈琲ゼリーが激汗をかいて暑い中でもチュルンと食べることができて最高でした!
さぁ,楽しいツールド南さつまも残すところ約10kmくらいです。
序盤で走った「大浦ふるさとくじら館」や「サンセットブリッジ」を再び通ってゴールを目指します。
(4)ゴール後のお楽しみ
3時間52分で無事にゴールしました!
ゴール後の会場にはキッチンカーが来ていました!
青空の下の駐車場に,良い〜〜匂いが漂っています♪
スタート前にもらっていたチケットをピザと唐揚げに交換しました。
熱々焼きたてのバジルピザとピリ辛の唐揚げがイベントを美味しく締めくくってくれました。
❸ まとめ
ツールド南さつま2022の様子から「さつますんくじら」サイクリングコース約58kmをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
「南さつま街道八景」のうち,半分の4つを巡るコースですが,起伏に富んでいるので走りごたえも景色の見応えもしっかり楽しめるサイクリングルートになっています。
例年のイベントであれば八景全てを回る上級コースとどちらを走るか迷っていただろうと思いますが,今回はコースを一本に限定しての開催となった分,コース選択の迷いや完走の不安を抱くことなく参加できたように思います。
そして,参加者全員が同じコースなので何となくイベント全体に一体感が生まれていたようにも感じました。
南さつま市は「サイクルシティ宣言」を掲げて,自転車によるまちづくりにも取り組んでいる自治体なので,今後もきっと楽しく発展し,継続開催されていくイベントと期待しています。
ロードバイク初心者の方や久し振りにサイクリングするという方に、さつますんくじらコース,おすすめですよ〜♪
次回もまたイベント開催を楽しみしています!!
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